データセンターの統合は、今日の企業にとって重要な戦略の1つです。この戦略の大きな推進力になっているのが、コスト削減です。たとえば米労働省(FDCCI)は、2015年までにおよそ3,000あるデータセンターを1,800に統廃合することを計画しています。これは40%の削減に相当し、5億ドルのコスト削減が期待されています。

このような統合が可能になった背景には、仮想化テクノロジーの進歩があります。コンピューティング資産の使用率が格段に向上したため、導入が必要なハードウェアを減らし、データセンターのスペースと電力コストを節約できたのです。ところが仮想化にも課題があります。その1つが、「仮想マシンの無秩序な増加」です。仮想マシンは簡単に作成できるので、仮想マシンが増殖を続けてしまうのです。

データセンターの統合には、次に示すようにいくつかのアプローチがあります。

  • 仮想化: サーバーの仮想化とコンバージドインフラストラクチャテクノロジーを採用します。
  • パブリッククラウドサービスの採用:PaaS(サービスとしてのプラットフォーム)、ITaaS(サービスとしてのIT)、DRaaS(サービスとしての災害復旧)といったパブリッククラウドサービスを利用します。
  • プライベートクラウドサービスの実装: 社内にクラウドを構築し、ユーザーに対してサービスを短期間で柔軟に提供します。
  • ハイブリッドモデルの実装:社外と社内のサービスを組み合わせるモデルであり、最も普及しています。

課題

データセンター統合で発生する最大の課題は、運用管理の問題と、管理が複雑になりすぎないように注意しながら多様な機能セットをバランスよく調整する作業です。たとえば、データセンターで稼働する幅広いアプリケーションをサポートするには、仮想サーバーと物理サーバーの両方を混在する必要があります。したがって、物理プラットフォームと仮想プラットフォームをまとめて簡単に管理でき、可用性やサービスレベルを維持できるソリューションが必要になります。

物理プラットフォームから考えれば、古いサーバーを処理能力の高いハードウェアプラットフォームでリプレースする場合、ネットワーキングとストレージに必要な接続数が増え、「コンポーネントとケーブルの無秩序な増加」を招くおそれがあります。

ソリューション

Egenera Cloud Suiteは、PAN ManagerPAN Domain ManagerPAN Cloud Directorで構成されるソフトウェアであり、データセンターの統合に最適なツールです。独自の仮想化機能、高機能な管理ソフトウェア、ポリシーベースの自動化を備えるPAN Managerにより、弾力性と柔軟性に優れたコンピューティングインフラストラクチャを構築できます。また、データセンター統合戦略にクラウドサービスの構築が含まれている場合には、PAN Cloud Director(PCD)が威力を発揮します。サービスとしてのITの設計、要求、調達、そして管理を大幅に簡素化することが可能です。