Egenera ソリューション
Egenera TM BladeFrame TM システムと BladeFrame のプロセシングエリアネットワーク (PAN) アーキテクチャは、プロセシング処理能力の割り当てと管理にリソースの仮想化によるユーティリティコンピューティングという形での革新的な新しいアプローチを提示します。サービスプロバイダや大規模エンタープライズ向けに設計された特許申請中の Egenera のリソース仮想化によるユーティリティコンピューティングプラットフォームにおけるソリューションはハードウェア、ソフトウェア、ネットワーキング、そしてサービスのすべてを仮想化し統合しており、データセンターが抱えている問題点や課題をユーティリティコンピューティングを実現した単一のプラットフォームで解決します。
Egenera プロセシングエリアネットワーク (PAN) アーキテクチャ
Egenera BladeFrame システム
Egenera からの価値提案
システムのご利用について
Egenera プロセシングエリアネットワーク (PAN) アーキテクチャ
従来のコンピューティングモデルでは、サーバハードウェア、オペレーティングシステム、データネットワーク全体にプロセシング、ネットワーキング、マネージメント、高可用性 (HA) 機能をとりコンポーネントやリソースは分散されていました。Egenera は、これらのコンポーネントやリソースをひとつに統合することによって、コンピューティングパワーの割り当てと管理を統合し、簡素化することを目指しました。このコンセプトのもとに、Egenera はプロセシングエリアネットワークという革新的なアーキテクチャを世に送り出したのです。この画期的なアーキテクチャによって、Egenera の BladeFrame では、プロセシングキャパシティは、完全にソフトウェアにより仮想化され、増加させたり、削減させたり、再割り当てさせたりすることが可能です。新規のアプリケーション要件や既存のアプリケーションの様々な要件変更に対しても、システムを稼動したままで対応することができます。また、追加機器の購入/導入/管理も一切不要です。
Egenera BladeFrame システム
ハードウェア
BladeFrame では、最大 96 プロセッサまでのハイエンド Intel®プロセッサのプールを構築することができます。プールされたプロセシングキャパシティは、物理的なハードウェア構成を変更することなく、ソフトウェアを介して完全に仮想化され制御することができます。BladeFrame は、筐体 (幅24x奥行30x高さ84インチ) と、筐体内に搭載される 2 ウェイ/ 4 ウェイの 24 個の SMP プロセッシングコンポーネント (Egenera Processing Blade TM )、二重化されたコントローラ (Egenera Control Blade TM )、二重化された統合スイッチ (Egenera Switch Blade TM ) 、および二重化された高速インターコネクト (Egenera BladePlane TM ) から構成されています。そして、たった 4 本のケーブルで、システム全体をストレージおよび IP ネットワークと二重化構成で接続することが可能です。
また、データセンターにおけるコアテクノロジとして、ストレージエリアネットワーク (SAN) は急速に普及しいます。BladeFrame には、このストレージエリアネットワークを補完する目的で技術的な設計が為されています。このため、プロセシングブレードは、ステートレスになっています。他のシステムリソースとともに構成設定されることで、従来のサーバと同様に、システム全体として機能するようになっています。プロセシングブレードには、プロセッサとメモリだけが搭載され、外部接続を全く必要としていません。その代わりに、すべての Ethernet やDisk I/O はブレードプレーン (BladePlane) を介して コントロールブレード (Control Blade) を通じてルーティングされています。コントロールブレードは、IP ネットワークや外部ストレージ (SAN または NAS (ネットワークアッタチドストレージ))との外部インタフェースとして機能します。プロセシングブレード間や、プロセシングブレードとコントロールブレード間のデータ転送は、スイッチブレードとの接続を介して行なわれ、Gigabit Ethernet 以上の高速な転送速度を実現します。
ソフトウェア
BladeFrame システムは、Egenera PAN Manager TM ソフトウェアによって構成設定され、管理されます。PAN Manager を使用すると、物理リソースと論理リソースの方法の割り当てや監視を一元的に制御することが可能となります。例えば、PAN Manager を使って、個々のプロセシングブレードに IP ネットワークとストレージを割り当て、pServer (従来のサーバに相当するもの)を構成設定すると、単一の BladeFrame 上で複数の論理 PAN (LPAN) を確立することができます。これにより、企業の各部門や個々のユーザ用に物理的に区別されたセキュアなコンピューティングリソースを割り当てることができます。また、Egenera アーキテクチャ独自の高可用性 (HA) 機能やロードバランシングクラスタの構成設定も、PAN Manager を介して行うことができます。さらに、ユーザは、LPAN によって共有される予備のプロセシングブレードのプールを用意し、必要とされる処理能力の増大や自動フェイルオーバーに対応させることもできます。
PAN Manager ソフトウェアでは、コマンドラインインタフェース(CLI)とブラウザベースの GUI の両方を利用できます。また、ロールベースのアクセス特権やリモートからのアクセスが用意されており、リソースの動的な再構成/拡張/アップグレードのアクセス許可を仮想化し管理することができます。さらに、主要なエンタープライズ管理コンソールを BladeFrame システムに簡単に統合でき、既存のデータセンターインフラストラクチャを利用しながら、BladeFrame リソースを活用していくことができます。
BladeFrame のオペレーティングシステムには、オープンソースのRed Hat Linux を採用し、PAN アーキテクチャを活用するように最適化されています。また、Intel x86 との互換性が完全に確保されており、Active/Active アーキテクチャを用いたビルトイン高可用性機能およびワールドクラスの TCP/IP パフォーマンスを同時に実現しています。Red Hat 社は、正式に Egenera のシステムを認定しており、Egenera のシステムをご購入された顧客は、業界向けアプリケーション、メッセージングミドルウェア、データベース、Web サーバ、アプリケーションサーバなどのすべての Red Hat社互換ソフトウェアを BladeFrame で即座に実行することができます。
サービス
BladeFrame はミッションクリティカルな環境で設置・運用されるため、Egenera では、システムの保守性や管理性を重視した設計を施しています。すべてのブレードコンポーネントは、特別にトレーニングを受けなくても、ユーザ自身が交換できるように設計されています。さらに、システムに異常が発生した場合の、自動電話呼び出し (Phone Home) 機能を利用いただけるほか、Egenera では、パフォーマンスのリモート監視サービスを 1 年間 365 日体制で提供し、障害事前対策を支援しています。
Egenera からの価値提案
BladeFrameにより実現される仮想化されたリソースによるユーティリティコンピューティングは、一般企業およびサービスプロバイダ向けに設計されており、アプリケーションのサービスインまでの期間短縮、アプリケーションの連続稼動、データセンターの運用管理効率向上、TCO の削減などを目的としています。本システムの主な特長は以下のとおりです。
迅速な導入展開
現在の問題点 : これまでのサーバの新規導入では、複数の IT 関連技術 (電気、ネットワーキング等) の専門担当スタッフが携わる必要があるため、作業の完了までに数週間から数ヶ月の期間を要しています。これは、面倒な手作業による長期間の作業であるため、人的コストや機器コストが増大し、アプリケーションのカットオーバーに遅延が生じています。 Egenera のソリューション : BladeFrame では、電源、ストレージ、ネットワーキング接続が一元化されているため、pServer の物理的な導入作業を一度行なうだけ済みます。導入作業が完了すると、システム管理者は、プロセシングリソースをソフトウェアからの制御によって完全に割り当てることができます。このため、新規のアプリケーションや従来のアプリケーションの要件拡張にも数分で対応でき、素早いサービスインを可能にします。
運用管理業務の合理化
現在の問題点 : これまでのサーバの運用管理は、その物理的な設計がネックとなり、データセンターでの使用には最適化されてはいません。その結果、システムリソースの管理業務が労働集約的になっています。また、適切なスキルを有するシステム管理者の採用や留保が難しいという課題も存在しています。 Egenera のソリューション : Egenera PAN Manager ソフトウェアによって、従来物理的であったリソース管理を完全に論理的なものに変革します。プロセシングキャパシティの増減や再割り当ては、ブラウザまたはコマンドラインインタフェースから簡単に行なうことが可能です。同様に、pServers、LPAN、およびクラスタもソフトウェアから制御のみで完全に生成することができます。
効率的なプロセッサの利用
現在の問題点 : アプリケーションで必要とされるプロセシングパワーを正確に予測するのは困難であるため、管理者は通常、必要以上のプロセシングパワーを確保する傾向にあります。その結果、データセンターのコンピューティングリソースが余剰状態になることが多くあります。従来のサーバアーキテクチャでは、他のアプリケーションに対して CPU を再割り当てすることが事実上困難であり、CPU リソースを追加してキャパシティを向上させても通常はこれらのリソースは完全に活用されることはありません。 Egenera のソリューション : Egenera が提供している柔軟性に優れたソフトウェアベースのリソース管理手法では、データセンターは CPU の利用率が極限まで高めらます。アプリケーションに割り当てられた CPU パワーすべてが、常に最適化され、プロセッサがアイドル状態になることはありません。さらに、最大 96 個のハイエンドの Intel チップを 24 インチの標準的な筐体に集約することを可能にし、BladeFrame はエンタープライズレベルプラットフォームとして比類のない設置効率を実現しています。
高信頼性
現在の問題点 : 24 台のサーバを導入するには、100 回以上も接続作業を個別に行なう必要があります。これらのケーブルの管理は常に大きな問題となっており、ケーブルの接続箇所が障害の元となるケースもあります。2 重化してシステムリスクの軽減を図ろうとすると、必要なケーブル接続が倍増することになり、複雑性と費用が増加し、問題がさらに悪化する結果になります。 Egenera のソリューション : コンソール (KVM) などの従来の I/O デバイス、ドライブ、およびシリアルポートをプロセシングブレードから取り除き、これらのコンポーネントをコントロールコンポーネントで一元的に管理することで、24 台の pServerに対応する BladeFrame のチャンネルパワー、ストレージ、およびネットワーキングを最小で6つの、完全に二重化された集中管理型の接続にすることが可能です。また、BladeFrame では、LPAN やクラスタに必要なネットワーキングを複製/内部化でき、システムの稼動時間と信頼性がさらに強力にガードされています。
高可用性 (HA)
現在の問題点 : 今日のテクノロジにおいて高可用性を確保するという課題は、困難であり膨大な費用がかかります。一般的なサーバクラスタ環境では、フェイルオーバーサーバを各プライマリサーバ用に用意する必要があります。また、複雑な管理ソフトウェアと極めて専門的なサービスも通常必要とされます。 Egenera のソリューション : シンプルなインタフェースを利用しながら複数の共有または専用のプロセシングブレードを指定することで、ハードウェアとソフトウェアに発生した障害に自動的に対応するフェイルオーバー機能を実現します。
比類のないスケーラビリティ
現在の問題点 : 従来のサーバでは通常、プロセシングパワーの調整や CPU のアップグレードを行なうことはできません。それどころか、プロセッサ処理能力の拡張や次世代アーキテクチャに対応するためのマイグレーションを行なう場合は、"フォークリフト型のアップグレード" つまりすべてのシステムを入れ換えることが多々必要でした。 Egenera のソリューション : これらの制約の壁を打破するために、BladeFrame ではエラスティクキャパシティ(伸縮自在なキャパシティ)というコンセプトを採用されており、仮想化されたリソースを使用することにより複数の LPAN にアクセス可能なプロセシングブレードのプールからリアルタイムにコンピューティングパワーを動的に追加、低減、再割り当てすることが可能です。さらに、ブレードがホットスワップ対応になっているため、Intel プロセッサのアップグレードを簡単に行なえます。また、単一のマシンで異なる世代のチップを搭載・稼動させることもできます。
システムの出荷・納期について
BladeFrame は既に出荷されおり、現在発注いただけます。 本製品の詳細につきましては、 info-jp@egenera.com までお問い合わせください。