ご無沙汰しています。 Egenera システムエンジニアの増田です。
第二回のブログは、最近の Xterity のアップデートで追加されました仮想マシンのスナップショットのご利用方法ついて紹介したいと思います。
仮想マシンのスナップショット機能についてはもうご存知の方が多いと思いますが、 VMware 社で提供している仮想マシンのスナップショットと同様の機能です。
サーバのメンテナンスやアップデート前に取得しておくことで作業後に問題が発生してロールバックしたい時などに便利です。
ちなみにスナップショットはバックアップではありませんので、これを長期運用することはパフォーマンス低下を引き起こす可能性がありますので注意が必要です。
1. スナップショットに戻ったことをわかりやすくする為、デスクトップに空のテキストファイルを作成しました。
2. Cloud Console にアクセスし、スナップショット取得対象のサーバ画面から、スクリーンショット右上の Snapshot アイコンをクリックし、ポップアップした画面で OK をクリック。
スナップショット取得はこれだけで完了です。
3. スナップショットに戻らず、不要になった場合には、同じ右上のアイコンが Remove Snapshot となっているのでそれをクリックし、ポップアップ画面で OK をクリック。
以上でスナップショット削除できます。
4. スナップショットに戻る場合を紹介します。
最初に作成したテキストファイルを削除します。
5. まず、サーバをシャットダウンします。
6. 画面上の Boot ボタンを押すと、ポップアップ画面でスナップショットに戻るかどうかのチェックボックスが現れますので、チェックを入れて OK を押して起動します。
チェックを入れないと通常の起動になります。
7. 起動完了後にサーバにログインし、テキストファイルが戻っていることを確認します。
以上でスナップショット取得と削除、またスナップショットへの戻り方を紹介させて頂きました。
考慮事項が2点ほどありまして、
1点目はXterity ではスナップショットは1世代のみ取得が可能であり、複数の世代の管理が出来ないこと。
2点目は一度スナップショットに戻りますとそのスナップショットは削除されますので、同じ地点に戻りたい場合にはスナップショットに戻ったあとに再度スナップショットを作成して頂く必要がある点です。
メンテナンスや作業前に非常に役立つ機能となっておりますので、是非ご利用頂ければと思います。
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